~趣味に生きる~

気の赴くままゲームと趣味で書き殴るブログ

【MHWI】形を変えて蘇った抜刀大剣『冰気錬成大剣』

「大剣」といえば抜刀術」
....というお約束も今や昔の思い出話。

 

舞台は新大陸へ

基盤はワールドへ

 

荒波の如く移りゆく時代の中、

アクション面の大幅な仕様変更や

シリーズスキル「達人芸」の普及と共に

「抜刀術」はその姿を消していきました。

 

2018年1月末にMHWが発売して以降

アイスボーン(以後IB)解禁に至るまでの大剣は

達人芸一択と言っても差し支えないほどに

抜刀術を活かす余地のない武器種でした。

 

(スキル事情や新アクションによる弊害など

 抜刀大剣が衰退していった経緯については

 様々な理由が混在するため、割愛&後述)

 

 

抜刀術の遺志を継ぐ、新たなスキル

そんな状況に一石を投じるべく

“あるシリーズスキル”がIBに登場します。

f:id:sk47asaruto:20200815142003p:plainそれがこの

『冰気錬成 〜冰龍の神秘【4】〜』

 イヴェルカーナの防具4部位で発動します。

 

効果内容は少々複雑ですが、簡単に言うと...

・納刀している間は"専用のゲージ"が溜まる

・攻撃を当てるたびにそのゲージが減少する

・ゲージの長さに応じて攻撃力が跳ね上がる

といったスキルです。

 

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"専用のゲージ"は斬れ味ゲージの右隣に表示され、

ゲージ残量に応じて威力の倍率も変化します。

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1段目未満~ゲージ全損→1.0倍(変化なし)

1段目 → 1.05倍

2段目 → 1.15倍

3段目 → 1.30倍

といった感じです。

なお、この倍率は武器種ごとに異なるため

大剣以外ならまた違った倍率になります。

 

冰気練成の主な特徴として挙げられる点は

① 納刀している時間が長いほど得をすること

② 攻撃している時間が短いほど得をすること

 

つまりこのスキルを扱うのに適した武器種

① 抜刀状態でいる時間が短く

② 自然に納刀する機会が多く

③ 手数が少なく一撃が高火力

であることが望ましいと言えるでしょう。

 

ここまで来ればもうお分かりかと思いますが

その適した武器種というのが抜刀大剣です。

 

 

抜刀術冰気練成、大剣の過去

しかし、抜刀術【技】を主軸とした大剣は

MHWに入って完全に衰退してしまいました。

抜刀術はもはや大剣に無関係といった状態です。

 

その最たる理由は

大剣が持つ最高火力技の威力を補強できない

という点にあります。

 

ワールドシリーズ以前の大剣が

抜刀溜め斬りを確実に当てていく武器

であるとすれば、

ワールドシリーズにおける大剣は

真溜め斬りという大技を叩き込む武器

に変化したと言えるでしょう。

つまり

真溜め斬りを当てられない or 使わない

という状態は、例えるなら

気刃兜割を封印して立ち回る太刀

のようなものなんです。

 

そうなると、

納刀後に攻撃を補強する冰気練成

衰退の一途をたどった抜刀術【技】

結局は同じ末路をたどるだけではないか?

そう思われる方も少なくないと思います。

しかし!

この冰気練成と抜刀術【技】との間には

決して埋まることのない差が存在します。

 

その差とは

大剣が持つ最高火力技の威力を補強できる

という点に他なりません。

 

冰気練成はあくまでも

納刀して溜めたゲージを威力に還元する

のであって、

抜刀術【技】のように

納刀状態からの抜刀攻撃のみを強化する

わけではないのです。

そのため、

無駄な攻撃を当ててゲージを損耗しなければ

威力1.3倍の真溜め斬りを叩き込むことも可能です。

また、1.3倍の真溜め斬りにこだわらなくとも

1.3倍の抜刀溜め斬りを着実に当てていければ

それだけでも十分なダメージが期待できます。

 

 

"現実的な運用"のための装備・スキル構成

では実際問題、

どのような装備構成が理想と言えるのか?

これには使用者のこだわりや仮想敵など

様々なファクターが絡んでくると思います。

 

なのでこれから紹介する装備構成は、

あくまでも筆者にとっての理想形です。

いくつかパターンを用意してみましたが、

実際に扱う際、肌に合わない部分等あれば

我流でアレンジして頂ければと思います。

 

1.物理重視の汎用型【睡眠】

f:id:sk47asaruto:20200819001807p:plainまず、ラヴィーナ防具自体の弱さを補うべく

覚醒武器に冰龍の神秘を付与してみました。

このように、赤龍大剣を利用してしまえば

ラヴィーナ3部位で冰気練成が発動します。

その他の覚醒能力は全て攻撃力UPを選択。

物理火力の徹底的な底上げを図り、

相手を選ばない強さに重きを置いています。

 

言うまでもなく集中Lv3は必須スキルとして

攻撃Lv4と挑戦者Lv7で攻撃力の底上げを図り

会心+攻撃+挑戦者+見切り+弱点特効

15% + 5% + 20% + 10% + 50% = 100% で

傷つけた弱点への怒り時の会心は確定に。

(筆者はマルチ主体のため痛撃は50%想定)

 

相手の攻撃を回避→そこから抜刀溜め斬り

という流れで反撃を狙う場面が多かったため

反撃の機会を増やすべく回避性能Lv3を採用。

ひるみ軽減や災禍転覆はラヴィーナの影響で

勝手に付いてくるおまけスキルとして採用。

武器の属性に『睡眠』を選んだ理由ですが

これは冰気練成との親和性の高さに起因。 

 

具体的な結論から言うと

眠っているモンスターに対して

最初に当てた攻撃のダメージは2倍になる

という仕様を活かすことで、

冰気練成のゲージを最大まで溜めた後

威力1.3倍となった真溜め斬りを

眠っているモンスターの弱点に叩き込む

といった芸当も可能となるからです。

 

当然ながら凄まじいダメージが入ります。

悉ネギの頭なんかで試してみたところ

3252と、非常に高い数値が拝めました。

(実際の映像 ↓)

しかし、

あくまでも重要視したのは"安定性"であり

1.3倍寝起こし真溜め斬りはおまけです。

睡眠値を底上げするスキルは一切ないので

パーティ全体の火力が高かったりすると

相手が眠る前に勝負がついてしまいます。

また、挑戦者前提で100%会心としたため

眠っている相手には会心が確定しません。

それでも狙う価値は大いにあるのかなと、

そう思わされるほど火力は凄まじいです。

 

2.アルバ想定の属性型【氷】

f:id:sk47asaruto:20200820134212p:plainこちらは対アルバトリオン戦を想定し、

属性ダウンを取れるように調整した型。

氷属性なので炎活性状態の際に有効です。

しかし立ち回り自体は安定しているため

アルバ専用装備というわけでもないです。

そのため、この型を活用する際は

・特別任務「宵闇の煌黒星」

・イベントクエスト「宵の恒星」

・氷属性が弱点となるモンスター

のいずれかに担ぐと良いでしょう。

 

3.アルバ想定の属性型【火

f:id:sk47asaruto:20200821000336p:plainこちらは対アルバトリオン型の火属性版。

(武器のみを変え、珠や防具は全く同じ)

火属性なので氷活性状態の際に有効です。

そのため、この型を活用する際は

・イベントクエスト「明けの死星」

・火属性が弱点となるモンスター

のいずれかに担ぐと良いでしょう。

(実際の使用風景 ↓)

 

 

④立ち回りと使用感

この型を使う上で最も重要なのは

『ヒットアンドアウェイ』の徹底です。

 

MHWシリーズにおける大剣は

・タックルで耐える→溜め斬りを当てる

という流れが理想とされ、

抜刀したままの立ち回りが主流でした。

それに対し、冰気練成大剣は

・攻撃を避ける→溜め斬りを当てる

・隙を見極める→溜め斬りを当てる

という流れが理想となります。

マルチであればクラッチ怯み延長の隙に

ソロならば相手モンスターの技後硬直に

・溜め斬りを確実に当てていく

・攻撃が終わったらすぐに納刀

これが基本にして究極の立ち回りです。

 

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最後に、個人的な感想にはなりますが、

使用感は従来の抜刀大剣にかなり近いです。

相手モンスターの動きを見極めて、

隙を突き、確実に抜刀溜め斬りを差し込む。

どうしようもなく懐かしい立ち回りですね。

昔の抜刀大剣が恋しい…と感じている方には、

ぜひ触れてみて欲しい構成かなと思います。

 

それでは今回はこの辺で

最後までお読み頂き、ありがとうございました👏